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===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 王 : [おう] 1. (n,n-suf) (1) king 2. ruler 3. sovereign 4. monarch 5. (2) king (for senior player) (shogi)
エドマンド (Edmund ないし Edmond) は、ウィリアム・シェークスピアの戯曲『リア王』に登場する敵役である。グロスター伯の庶子(私生児)であり、嫡出子エドガーの弟。劇の序盤、エドマンドは兄と父を追い落とし、グロスター伯の地位を襲うことを決心する。彼はその後、ゴネリルとリーガンの姉妹に言い寄られ、彼女たちを張り合わせようとする。 == 原型 == シェイクスピアは、フィリップ・シドニーの『アーケイディア』にある、盲目のパフラゴニア王とその二人の息子レオンナトゥスとプレクシトルスの物語を換骨奪胎し、グロスター伯・エドガー・エドマンドのサブプロット(脇筋)とした〔McNeir, Waldo F. The Role of Edmund in King Lear . ''Studies in English Literature, 1500-1900'' 8:2 (Spring 1968), pp. 187-216.〕。"Edmund"という名前自体は、「富の守り手」を意味する。 エドマンドとエドガーは、マクベスを討ったスコットランド王マルカム3世の二人の息子の名前でもある。歴史上のエドマンドは、彼の近親を裏切って叔父のドナルド3世に味方した。マルカム3世の死後、エドマンドは叔父を王座に就けるために、正統な継承者である異母兄ダンカン2世の目を潰して殺した。エドマンドの弟エドガーは、スコットランドに舞い戻って彼らを破り、王となった。エドマンドはイングランドの修道院に送られ、死ぬまでそこで幽閉された。こういった明らかな類似からすれば、シェイクスピアが登場人物をエドマンドやエドガーと名付けたのは、マクベス死後のスコットランド王位を巡る物語を踏まえた上でのことかもしれない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「エドマンド (リア王)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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